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サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
仁成 / 幻冬舎

グループ:Book /ランキング:1629
価格:¥ 520 / ユーズドストア ¥ 49 より
発売日:2002-07 /在庫あり。

カスタマーレビュー
おすすめ度:
まぁまぁかな。  (2010-03-17)
色々なレビューがありますが、最後がいまイチというか無理がありますね。

沓子がずっとまっているのが無理なような気がします。ただそれ以外はよかったと思います。

あーいう恋は面白いんですよね。駆け引きみたいなのが。
実際は豊は駆け引きのステージにも上がっていないんですがね…。著者はその辺の男女の差がわかっているのだと思います。

豊には沓子は強い女性に見える。本当は弱いけど。
最後にそれに豊は気づくのだと思う。

得てして、気づいたときにはだいたい遅いもんです。

時を越えて愛し続けること  (2010-03-12)
ある意味・・プラトニックであった二人の愛に感動しました。

10年ぶりの再会  (2010-03-08)
発刊当時に読んで、「1975年のバンコク」「好青年」
「オリエンタルホテル」「サマセット・モーム・スイート」
といった仕掛けに完全にやられてしまった恋愛小説。
映画化されて、さらに文庫本が出れば、もう一度
読んでみたくなるのが人情です。まさに10年ぶりの再会。

「うすっぺらい」とか「リアリティがない」という
批判が多いようですが、「ピュア」なものって、
ときとして、うすっぺらくてリアリティがない
ように見えることも、、、。

初めて読んだときみたいに引き込まれることは
ありませんでしたが、10年たっても色あせない
魅力のある物語です。辻さんの小説ではこれが一番好き。


せつないなあ〜。。。  (2010-02-27)
お涙ちょーだいモノに弱いのでうるうるきました。

野心に燃える豊は自分の理想からはずれることのない人生を歩んでいる。
東京に婚約者がいて数ヶ月後にはバンコクで結婚式をあげる予定なのに
ある日突然なぞめいた女、沓子に出会い彼の生活は一変することになる。
直球勝負的な沓子にどんどんひかれてゆく豊、でも東京にいる婚約者、光子
との結婚をふいにはできず、深みにはまってゆく。。。結婚式の日は刻々と
ちかづいてくる。葛藤する豊、荒れてくる沓子、何も知らない光子。。。

それにしても賛否両論わかれる本ですね。
どちらの言い分もわかりますけど。冷静になって客観的に見たら、そりゃあ
豊はずるい男です、野心を捨てきれずに安全パイを選ぶわけですから。
でもたった4ヶ月すごしただけの沓子のことが忘れられずに、後悔の念を持ちつつ
一生を過ごして、彼は彼なりに苦しんだのでちょっと味方してあげたい気も。。。
これで沓子のことを忘れて生きていたなら単なる浮気男ですけど。

読みながら、最後は光子に先立たれた豊が沓子と再開して最後にはハッピーエンド
みたいなのを期待していたのですが。。。そうもいかなかったですね。(ハリウッド映画
じゃないからなあ。)読んだあと、結構余韻が残りました。
自分はそんな悲しい恋愛もしたことないし、今ある幸せをかみしめるべきだな、と。

豊には心のおもむくまま人生を送ってほしかった、沓子に愛していると告げてほしかった
と思います。

今度バンコクいったら、オリエンタルホテルいってノルマンディで食事したいですね!
サマーセットモームにはとても泊まれないので(笑)

あるひとつの形  (2010-02-26)
これは好き嫌いがはっきり分かれるストーリーと思います。
でも、それって当たり前ですよね、恋愛の形って人それぞれ違うから。
これは、あるひとつの形。それだけです。それ以上でも以下でもなく。

理性に基づいて、きちんと地に足をつけて生きている人たちにとっては、
豊はあまりにも自己中心的で優柔不断で「何をふざけたことを言って…」と
共感なんてできずに、きっとただ怒りたくなるだけかと思います。

でも、非現実的な世界に憧れたり、何かに没頭したい時ってありませんか?

仕事や家庭…常に周囲が求める自分像、「いい人」を演じている自分がいます。
私って本当はどんな人間だったっけ?とふと思う瞬間がたまにあります。
ほんの少しの間だけでいい、自分の欲望に忠実にワガママに生きてみたい。
この本を読んで、自分のどこかにそんな願望があったことに気づきました。


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